意匠専利とは、物品の全部又は一部の形状、模様、色彩、又はそれらの組み合わせに対して視覚を通じて訴求される創作である。また、物品に応用するコンピューターグラフィックスとグラフィカルユーザーインターフェイスは、表示装置を通して表示された暫時的に存在する平面図形であり、当該図形自体は模様、又は模様と色彩との組み合わせの性質に属するため、意匠専利として出願して登録することも可能である。専利出願に係る意匠専利が表現する「形状、模様、色彩、又はそれらの組み合わせ」の創作は、「物品に適用する」と「視覚を通じて訴求される」という具体的な意匠であることに符合して初めて専利法に規定された意匠専利となる。